第二新卒の書類通過率は?書類の書き方次第で30%が落とされます!

第二新卒が転職活動を行なった時、書類選考の通過率ってどれくらいなの?
この記事では、第二新卒が転職活動の際に、書類選考を行なった場合どれくらいの通過率なのかという疑問についてお答えしていきます。
- 第二新卒の書類選考通過率が知りたい!
- どうすれば書類が通過しやすくなるの?
このような疑問を持っている方は、ぜひ読み進めてください。
第二新卒の書類選考通過率は?
では早速、第二新卒の書類選考通過率についてお答えしていきますね。
まず前提として認識しておいて欲しいのですが、今からお伝えしていく通過率は公的なデータではなく、私が実際に転職の支援を行なった方々と、私の周りのエージェントから聞いた情報を元に作成しています。
多少の増減はあるものだと思って、あくまで参考にしていただければと思います。
求職者一人一人の前提条件、応募する企業によってもちろん差が生じるので、ここでは、下記のようなステータスの求職者の方が、実際に転職活動を行なった時の書類選考通過率をお伝えしていきます。
- 2018年に関西の中堅私立大学を卒業
- 2018年4月から少なくとも1年以上正社員として仕事をしていた
- 勤めていた会社は、100人規模くらいの会社で、大手企業ではない
- 仕事内容としては、1年間ずっと個人営業を担当。
大手企業の場合
さて、上記のような求職者の方が大企業や人気企業に応募した場合どれくらいの確率で書類選考に通過するでしょうか。
ここでは大手企業を
- 1000人規模以上の会社
- かつ売上高が100億円以上
としています。
結論から言うと、大体5-10%くらいでした。
大手企業20社に応募し、書類選考を行なってもらうと、1,2社が書類を通過するくらいです。
中小企業の場合
一方、中小企業に応募した場合、大体20-30%くらいでした。
20社に応募すると、4-6社くらいが書類に通過するくらいですね。
ちなみに、ここでは中小企業を、
- 1000人規模以下の会社
- かつ売上高が100億円未満
としています。
大手と中小はなぜ書類選考通過率が異なるのか?
大手企業の書類通過率は大体5-10%
中小企業の書類通過率は大体20-30%
なぜ、これほど大きな差が生まれるのでしょうか。
理由は2つです。
- 競争倍率が高いから
- 採用要件が高いから
競争倍率が高いから
当然ですが、大手企業は非常に人気が高いです。新卒の採用の際でも何万人と受ける企業もあるように、本当にたくさんの応募者が押し寄せてきます。
中途採用も同じで、一度募集をかけると大量の候補者が押し寄せてきます。
とはいえ、人事部で勤めている人たちの工数には限りがあり、会うことが出来る人も限られています。
そうなると、書類の段階である程度候補者を絞って、人数を減らさざるを得ません。
1000人の応募があったとして、もしも1000人全員に会おうとすると、はtしなく時間がかかってしまいますよね。
一人当たりに1時間使うとしても、1000人いれば1000時間です。そうなると、もう手が回らなくなってしまうので、書類の段階で人数を絞ります。
その結果、書類通過率がかなり低くなってしまいます。
採用要件が高いから
もう一つは、そもそもの採用要件が高いことが挙げられます。
競争倍率が高いと言うことにも関わってきますが、大企業は非常に人気があり、たくさんの人が応募してくれます。
また、そこに勤めている社員にも優秀な人が多く、採用要件が高いことが多いです。
例えば、
- 国立大学出身者
- 法人営業経験2年
- 特定の業界(広告業界など)で勤務経験がある
- TOEIC860点以上
などなど、とても高い基準を設定しており、なかなかその要件をクリアできる人がいないこともままあります。
そのような要件が設定されていても、チャレンジのつもりで応募する人が非常に多く、結果的に書類の段階で不合格になってしまうことが多いです。
通過率を上げるためのポイント3つ
では、少しでも望む企業に行ける可能性を高めるために、何をすればいいでしょうか。
すぐに取り組めて、効果の高い3つの方法をお伝えします。
その1:複数の転職エージェントの人に添削してもらう。
この記事は見てくださっている人の中には転職エージェントに登録されている方もいらっしゃると思います。
どこの転職エージェントを使ってない人はぜひ使ってみてください。
転職エージェントの主な仕事は、求職者の方のサポートです。その中には、もちろん書類の添削も含まれます。
ただ、1つの転職エージェントのみ使用している人の書類の完成度は、複数のエージェントをうまく使っている人の書類の完成度はに劣っていることが多いです。
なぜ複数の転職エージェントを使っている人の書類の方が完成度が高いのか
転職エージェントの方々は、みなさんだけではなく、複数の求職者様を同時並行で対応しています。
特に大手になればなるほど、一人の転職エージェントが抱える求職者は多くなっていく傾向があります。
そうなると、一人一人の求職者に咲くことができる時間と言うのはどうしても、少なくなってしまいます。
そのため、書類の添削にあまり時間をかけることが出来ない状況が生まれてしまいます。
その結果、本来は直すべきポイントは10箇所あったとしても、その全てを修正する工数をかけることができず、特に重要な3ポイントのみの修正になってしまったります。
もちろん、中にはどれだけの求職者を抱えていても、1から10までサポートしてくれる転職エージェントさんもいらっしゃいます。
しかし、多くの場合そうはいかないことが多いです。
なので、イメージとしては3社くらいの転職エージェントを使用して、各エージェントに全体の3割づつくらい修正してもらい、完璧に近づけていくのがベストだと考えています。
その2:履歴書の経歴は出来るだけ簡潔に記載する
2つ目のポイントですが、履歴書の経歴はできるだけ簡潔に書くことです。
第二新卒クラスでの転職となると、経験が浅いので、履歴書の職歴欄に記載することはそもそも多くはありません。
にも関わらず、空白が気になってしまって、色々と書き足してしまう方が多くいらっしゃいます。
例えば、下記のような感じですね。
平成31年 | 4 | 〇〇株式会社 〇〇事業部 〇〇課配属 |
従業員300人 広告代理店業 | ||
新規開拓営業に従事 |
書くべきなのは、「〇〇課配属」までで十分です。
思いの外多くの人が、職務経歴書に記載するべき情報を書いてしまっています。
履歴書の職歴欄に多くの情報を載せてしまうと、パッとみた時に、「転職回数が多いのかな」と思われてマイナスイメージを持たれてしまうことがあります。
どうせ、職務経歴書に職務のことについて詳細に記載することになるので、履歴書の職歴欄は簡潔に記載しましょう。
その3:志望動機をつける
ここまでしている人はほとんど見たことがありません。
ですが、これはかなり効果があるので、ぜひやってみてください。
職種に対する志望動機や、転職の動機を記載している人はちらほらいますが、個別の企業ごとに志望動機を書いている人は本当にほとんどみたことがありません。
ここで言う志望動機は、企業毎の志望動機です。
なぜ志望動機を付け足すと、書類通過率が上がるのか
恋愛に例えると非常にわかりやすいので、恋愛に例えて説明しますね。
あなたが、恋愛マッチングアプリを使っていて、下記の2種類のメッセージがきたとすると、どちらの人と会おうと考えますか?
- なんか好きだなと感じました。会ってくれませんか?
- プロフィール拝見しました。休日はよく読書をされていて、また頻繁に映画も見に行かれるんですね。最近見た面白い映画が、「〇〇」と書かれていて、私もその映画大好きでした。とてもお話が合いそうだと思ったので、一度お会いできませんか?
あなたなら、どちらの人と会ってあげますか?(後半の人は少しストーカー気質な感じがして、気持ち悪いかもしれませんね。私の例えが良くなかったかもしれません。)
でも、皆さんなら伝えたいことはわかってくれていますよね。
要は、志望動機を書くことで、
- なぜ貴社に応募しているのかの理由を伝え、本気で興味があると言うことを知ってもらい、書類を通し易くする
と言う効果があります。
ですので、志望動機は書くようにしましょう。ただ、全ての企業に志望動機を書く余裕はなかなかないと思います。
自分が受ける中で特にいきたいと思う企業だけでも志望動機をつけてみるといいでしょう。
まとめ
書類選考通過率
大手企業 | 5-10%くらい |
中小企業 | 20-30%くらい |
書類選考通過率アップのために
- 複数の転職エージェントを使って、複数回書類の添削をしてもらい、書類の完成度を高める
- 履歴書の職歴欄を簡潔に記載する
- 企業毎の志望動機を作成する
これらを行うだけで、体感ですが、10%以上書類選考の通過率が変わってきます。全てを行うのは難しいかもしれませんが、皆さんの人生に大きく関わることなので、出来るだけやりきってみてください。