第二新卒がデロイトトーマツに転職するには?エージェントを利用しよう
[word_balloon id="5" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]第二新卒でもデロイトトーマツに転職することはできるの?
転職するためにはどーしたら良いの?[/word_balloon]
この記事では、第二新卒がデロイトトーマツに転職するためにはどうすれば良いのかについてお答えしていきます。
- そもそも第二新卒でもデロイトトーマツに行けるの?
- デロイトトーマツの選考難易度はどれくらい?
- どんな対策をすれば選考に受かるの?
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ読み進めていただければと思います。
第二新卒のデロイトトーマツへの転職難易度
結論からお伝えすると、デロイトトーマツへの転職難易度はかなり高いです。
コンサルティング業界の中でも最大手の企業で、採用要件が高く、同時に競争率も非常に高いです。
例外はもちろんありますが、第二新卒クラスでデロイトトーマツへ転職する方の属性としては、下記のような条件を兼ね備えている方が多いです。
- 旧帝大や早慶などいわゆる上位大学の出身者
- 大手企業に勤務している
- リクルートやサイバーエージェントなど、いわゆるメガベンチャーに勤務している
- コンサルティング業務、企画の経験がある(どのような仕事をしてきたのか)
上記のような条件を1つ以上満たしている方が、転職を成功されることが多いです。
第二新卒クラスだと、ほとんどポテンシャルでの採用になります。
そのため、新卒採用と同じく学歴などで判断されてしまうことが、正直多いです。
中には上記のような条件でなくても転職に成功される方はいらっしゃいますが、正直あまり数は多くないのが、現実です。
デロイトトーマツへの選考対策
デロイトトーマツは典型的なコンサルティング企業の選考です。
具体的には、下記の順序で進んでいきます。
- 履歴書・職務経歴書・志望動機書の提出
- 筆記テストの受験
- 面接(ケース面接あり)
今から、上の3つのフェーズに分けて対策のポイントをお伝えします。
その1:書類編
履歴書
履歴書は一般的なもので問題ありません。コンサル用に特別な形式のものを用意する必要はありません。
職務経歴書
ここは少しポイントがあります。
特に未経験でチャレンジする人に、当てはまるポイントです。
それは、やってきた業務内容をコンサルティング業務っぽく記載するということです。
「何言ってんだこいつ」と思わないでくださいね。
例えば、今まで営業職に従事されていた方の、職務要約の冒頭部分を比較してみます。
- 法人営業として、〇〇という商材の新規開拓に従事していました。
- 〇〇という商材を使ったコンサルティング業務に従事しておりました。
2つ目の方が、コンサルティングの経験があるように感じますよね?
もちろん嘘を書く必要はありません。ただ、少しでも会いたいと思ってもらうために伝え方を工夫した方がいいです。
上記にて、どのようの属性、条件の人が転職に成功している傾向があるかについてお伝えしました。
"学歴"や"所属している企業"を変えることはできませんが、"どのような仕事をしてきたのか"ということについては、伝え方次第で様々な印象を与えることができます。
何を(WHAT)伝えるかは、本当にありのままを伝えていただければと思いますが、どのように(HOW)伝えるかということについては、しっかり事前に考えるべきです。
志望動機書
これはコンサル業界特有ですが、多くの企業が志望動機書を求めてきます。
デロイトトーマツも同じで、志望動機書を書く必要があります。
志望動機書の型としては、
- なぜコンサルティング業界を志望しているのか
- なぜ今の会社に入社したのか、担当業務について
- コンサルへの興味を持ったきっかけについて
- 今の会社で、コンサルティングの業務ができない理由
- もう一度志望理由
この流れで記載するのが楽です。
かつ、面接の際の喋る材料にもなるので、おすすめです。
その2:筆記テスト編
デロイトトーマツの筆記試験はTG-WEBです。
一般企業でよく使用される、SPIとはかなり毛色が異なるので、事前にしっかりと対策を行いましょう。
市販の対策本がたくさん売られているので、その中から一冊を何周かやり込んで、万全の状態で臨んで下さい。
せっかく書類が通過しても、ここで落選してしまうのは本当にもったいないです。
その3:面接編
コンサルティングの会社では、通常の面接に加えて、ケース面接の呼ばれる独特のスタイルの面接があります。
デロイトトーマツの例に漏れず、ケース面接があります。
ケース面接のポイントとしては、
- 型を身に着けること
- 練習量を増やすこと
この2点につきます。
ステップ1:型を身に着けること
こちらに関しては、市販の書籍を使って、基礎を身につけてください。
オススメは、
- 現役東大生が書いた-地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
- 東大生が書いた-問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
この2冊です。
まずは、「現役東大生が書いた-地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」を何周か繰り返し、フェルミ推定の考え方、型を身につけてください。
次に、「東大生が書いた-問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」を、何周か繰り返し、ケース問題の考え方、型を身につけてください。
進めていく上でのポイントですが、
答えを見ずに自分の頭で考えることです。
2周目以降は、おそらく答えを覚えてしまっている部分もあるかと思います。
進め方としては、考え方を丁寧になぞるように、紙に書きながら進めてください。
ステップ2:練習量を増やすこと
ステップ1で、基本的な考え方、型を身につけた後はとにかく練習です。
ケース問題が大量に乗っている書籍などもたくさん売っているので、そちらで練習してください。
また、日常生活の中から、自分で問題を見つけて練習を行うのもオススメです。
私は、この記事をmacから書いていますが、例えば「日本で1年間でmacがどれくらい売れているのか」のような問を作って考えてみるのもありです。
さらに受かる可能性を高めるために
上記の対策をしっかり行うだけで、選考通過率は大幅に上がります。
ですが、さらに選考通過率を上げるための方法が2つあるので、そちらもご紹介します。
その1:コンサル専門の転職エージェントを利用する
転職エージェントの中には、コンサルティングの会社を専門にしているところがあります。
コンサル業界の選考を受けていくなら、コンサル専門の転職エージェントは絶対に使用したほうがいいです。
通常の転職エージェントと、コンサル専門のエージェントの違いですが、
- コンサル専門エージェントは、コンサル出身の方が多く、内部事情を深く知っていたり、各企業とのコネクションが強い
- コンサルに特化しているので、ケース面接対策も行ってくれる
- コンサル用の志望動機の作り方の指導も行ってくれる
などなど、通常のエージェントではなかなか対策が難しいところまでサポートしてくれます。
通常の転職エージェントでは、ケース面接の対策を行ってくれるところは、まずありません。
コンサル専門の転職エージェントは必ず利用しましょう
その2:複数のコンサルの選考を受ける
コンサル業界に興味があれば、コンサル系の会社の選考を1社だけしか受けないことはないと思います。
かといって、必要以上に多く受けなくてもいいかなと、考えている人もいらっしゃるかと思います。
そこまで意欲が高くないコンサル系の会社の選考でも受けたほうが絶対にいいです。
上記でお伝えした、コンサルの選考対策を行うことももちろん重要ですが、それ以上に実地での訓練はより意味があります。
オススメとしては、複数のコンサルティング会社を3種類くらいに分類して、順番に受けていくことをお勧めします。
- 志望意欲高い企業群(受かれば絶対に行きたい!)
- 志望意欲中くらいの企業群(1に受からなければ行こうかな)
- 志望度が低い企業群(最悪どこもなければ行こうかな)
例えば、これくらいにざっくりと分類して、3から順番に受けていくと非常に効果的です。
最終的に、3,2の企業群で練習を積み、1番行きたい企業群を選考スケジュールの最後になるように持っていき、最も対策の準備が整った段階で1の企業群を受けていく戦法です。
これを行う上での注意点が1つだけあります。
それは、スケジュール調整をミスらないことです。
5社くらいであれば、自分でスケジュール管理を行なって、うまく調整できるかもしれませんが、7社くらいを超えてくるともう自分で管理しきれなくなってしまいます。
その時も、転職エージェントを使うことをオススメします。
特に、コンサル専門の転職エージェントであれば、コンサルの選考対策の難しさを熟知しています。
そのため、上記のような戦法をむしろエージェント側から提案してくれることもありますので、本質的な選考対策にだけ時間を使うことができるようになります。
まとめ
第二新卒がデロイトトーマツに転職するためのポイント
改めて、今回のポイントを整理しますね。
ポイント1:書類をコンサルように整える
- 履歴書は簡潔に
- 職務経歴書は、業務内容にコンサルティング要素を盛り込む
- 志望動機書を型に沿って書く
ポイント2:筆記試験対策をしっかりと行う
- 市販のTG-WEB対策本を繰り返し解く
ポイント3:面接対策の準備をする
- 最初に「現役東大生が書いた-地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」を繰り返し解く
- 次に「東大生が書いた-問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」
- 最後に、たくさんの問題を解く(本を買っても、自分で考えてもよし)
ポイント4:コンサル専門の転職エージェントを利用する
- 通常の転職エージェントと違い、ケース面接の対策や、コンサル用の志望動機書の作成方法のアドバイスも行ってくれるので、必ず利用すべき
ポイント5:複数のコンサルティング会社を、志望度が低い順に受けていく
- いきなり、一番行きたいコンサルを受けるのではなく、志望度が低い順に受けていき、対策が万全に整ったタイミングで最も行きたいコンサルの選考が来るように調節する
ここまでやれば、コンサルティングの会社で勤められる可能性はグッと上がります。
これらすべてをやりきるのは非常に大変ですが、コツコツ進めてみてください。