第二新卒が転職面接を受ける場合の自己紹介の作り方【例文付き】 

2019年9月25日

[word_balloon id="5" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]第二新卒が転職で面接に行った時、自己紹介では何を答えたらいいの?[/word_balloon]

転職の面接では、「自己紹介をしてください」と言われることが非常に多いです。

もちろん新卒の面接の際にも聞かれることはありますよ。

自己紹介は面接における、一番最初の項目になります。ここで面接官の心をがっちり掴んで、選考突破の糸口を作りましょう!

下記に当てはまる人はぜひ最後まで読み進めてください。

  • 面接の自己紹介で何を言えばいいか分からない
  • どうやって自己紹介を作ればいいか分からない
  • そもそも自己紹介ってなんで聞かれるの?

この記事では、このような疑問にお答えしていきます。

そもそも、自己紹介ってなんでやるの?

そもそも、なぜ企業は自己紹介を求めるのでしょうか?

理由は主に2つです。

  1. 緊張をほぐすため
  2. 最低限の準備をしてきているかどうかの確認

1.緊張をほぐすため

第二新卒の方となると、転職の面接は初めての方がほとんどのはずです。

新卒の採用面接の時を思い出すと、わかっていただけると思いますが、面接って緊張しますよね。

同様に、転職の面接もほとんどの方は緊張されます。

企業の面接官もそのことをわかっているので、まずは緊張をほぐしてもらうという目的で、自己紹介をしてもらうケースが多々あります。

突飛な質問と違い、自己紹介はあらかじめ作成することができます。かつ、自己紹介そのものについて突っ込まれることはほとんどありません。

事前に作成してきた自己紹介を候補者本人の口から伝えてもらうことで、候補者の緊張をほぐそうとしてくれています。

大学生時代、パワーポイントを使って自己紹介や、なんらかのプレゼンの経験がある人もたくさんいらっしゃるかと思います。

その時、自分の出番が来る直前はとても緊張していませんでしたか?

でも、いざ自分の出番が来て、一言喋ってみると意外とそのあとはスラスラいきませんでしたか?

面接の際に、自己紹介を一番最初にしてもらうことは、上記と同じような効果があります。

だから、面接の一番最初に「自己紹介をしてください」と言われるのです。

2.最低限の準備をしてきているかどうかの確認

もう一つの目的は、基本的なコミュニケーションをとることができるかどうかの確認です。

面接を受けに来る候補者の中には、意欲が低くなんとなく受けに来たような人や、ほとんどなんの準備もしていない人もいます。

最初に自己紹介をしてもらい、最低限の準備をしてきているかを確認し、意欲を確かめることがあります。

自己紹介では何を伝えればいいの?

いよいよ本題です。

結局自己紹介では、何を伝えればいいのでしょうか。

伝えるべきポイントは下記の5つです。

  1. 挨拶
  2. 出身大学
  3. 入社した会社の名前
  4. 行ってきた仕事
  5. 転職する理由

自己紹介では、最低限の自分の情報を相手に伝えることができればいいので、あまりにも長く喋らない方がいいです。

面接官によっては、

  • 「3分で自己紹介してください」
  • 「1分くらいで自己紹介してください」

など、時間を指定されることがあります。

なので、事前の準備の段階で、ショートバージョン、ロングバージョンのバリエーションを作っておくことが大事です。

次の章では、実際にどのように自己紹介を作成していくのかについて、お答えしていきます。

面接官に好印象を与える自己紹介の作り方

  1. 挨拶
  2. 出身大学
  3. 入社した会社の名前
  4. 行ってきた仕事
  5. 転職する理由

各項目に分けて説明しますね。

〇〇という部分に自分の情報を埋め込むだけで、すぐに使える自己紹介を作成できるようにお伝えしていきます。

1.挨拶

挨拶の部分は、基本的に誰でも同じ形式になります。

「初めまして。〇〇(自分の名前)と申します」

これだけです。

緊張していて、名前だけを伝えてしまう人が割といらっしゃるので、そこだけ注意してください。

2.出身大学

「〇〇年〇〇月に、〇〇大学の〇〇学部を卒業しまして、」

出身大学についても、これだけです。

大学に行っておらず、高校卒業後からすぐに働かれている方は、

「〇〇年〇〇月に、〇〇高校を卒業しまして、」

と言い換えてください。

短大や専門学校も同様です。

3.入社した会社名

「〇〇年〇〇月から、正社員として株式会社〇〇で勤務しております」

ここまでは、簡単ですね。ただ情報を入れるだけで完成します。

もちろん、正社員ではなく、派遣社員ととして勤務しているのであれば、

「〇〇年〇〇月から、派遣社員として株式会社〇〇で勤務しております」

と言い換えてください。

4.行なってきた業務

ここからは少し考える必要があるかもしれないですね。

私が支援を行なってきた方の職種として、営業職、販売職を経験されてきた方が最も多かったので、今回は営業職バージョンで例文を載せておきます。

基本的には、下記フォーマットで大丈夫です。

「〇〇(会社名)では、〇〇という業務に従事しており、主に〇〇を担当していました」

  • 〇〇会社では、法人営業に従事しており、主に新規顧客の開拓を担当していました。
  • 〇〇会社では、個人営業に従事しており、主に既存顧客のフォロー業務に従事していました。
  • 〇〇会社では、販売活動に従事しており、主に顧客の接客業務を担当していました。

などです。ここで必要以上に細かく職務内容について喋る必要はありません。

必ず後ほど、職務内容については別途質問が飛んでくるのでそこで答えればオーケーです。

ただ、もしも「3分で自己紹介をしてください」と言われた時や、過ごし長めの自己紹介が必要な時は、もう少し職務の詳細を伝えてもオーケーです。

5.転職する理由

ここもなかなか大変かもしれません。

基本的なフォーマットは下記で大丈夫です。

「働いていく中で、〇〇と思い、この度転職活動を行なっております」

まずはイメージを掴みやすくするために、例文を載せます。

  • 「働いていく中で、より顧客に寄り添った営業活動を行いたい、と思いこの度転職活動を行なっております」
  • 「働いていく中で、よりチャレンジングな環境で仕事をしたい、と思いこの度転職活動を行なっております」

これらは、実際の面接で使用された例文です。

ポイント

自分自身の転職活動の軸の中から、自分の中の最も大きい転職したい理由を、ポジティブ要素に変換して、1つだけ伝えることです。

みなさんが転職活動を始めたのには、必ず理由があるはずです。例えば、

  • 給料を低い
  • 残業したくない
  • 転勤が嫌だ
  • 人間関係辛い

などなど。どれか一つではなく、複数の理由がある方も多いと思います。

自己紹介の際は、そこから一つだけを簡潔に伝えましょう。

複数の転職理由があったとしても、それらを全て伝えてしまうと、自己紹介の時間がかなり長くなってしまいます。

なので、複数の転職理由があったとしても、自分が一番転職したい理由のみを、ポジティブな要素に変換して伝えましょう。

ネガティブ要素をポジティブ要素に変換

中には、上記のようにネガティブな理由から転職活動を行なっている方もいらっしゃるかと思います。

ただ、ネガティブ要素を面接官にそのまま伝えると、あまり印象が良くありません。

これは、自己紹介だけでなく、その後の質問の際も意識してほしいことですが、ネガティブ要素はポジティブ要素に変換しましょう。

例えば上記の転職理由を変換すると、

  • 給料を低い→頑張れば成果が認められる環境で仕事がしたい
  • 残業したくない→だらだらと働かず、決められた時間で生産性を高めた働き方がしたい
  • 転勤が嫌だ→じっくりと腰を落ち着けて、着実に働いていきたい
  • 人間関係辛い→周りの同期や先輩と切磋琢磨することができる環境で働きたい

といったように、ネガティブ要素はポジティブ要素に変換して伝えましょう。

みなさんが面接官だとして、

  • 給料低いから転職します
  • 頑張れば認められる環境で、目標を持って仕事に取り組んでみたい

このように伝えられると、どちらの人にいい印象を持ちますか?

もちろん後者の方ですよね。

ネガティブ要素はポジティブ要素に変換!

これを忘れないでください。

まとめ

自己紹介にはなんの要素を入れるのか

  1. 挨拶(初めましてと、氏名を伝える)
  2. 出身大学
  3. 入社した会社名
  4. 行なってきた業務
  5. 転職理由

この5つのことを簡潔に伝えましょう。

自己紹介作成の上で、気をつけるポイント

1-4の項目は、基本的に今まで自分が行なってきたことや、所属をありのまま書くだけでいいので、考えることも多くありません。

自己紹介で唯一、気をつけるべきなのは、転職理由の伝え方だけです。

ポイントは

  • ネガティブ要素をポジティブ要素に変換する
  • 複数の転職理由があれば、そのうちの1番の理由を伝える

この2つです。