【例文あり】体育会系のエントリーシートの書き方。

2020年6月9日

体育会系に向けた、そのまま使えるESの例ないの?

そんな悩みにお答えします。

「体育会系就活生は就活に有利といるけど、本当に?
と言うか、知りたいことは真似しやすいESの例なんだけど。」

と言う人に向けて、ズバッとES例を載せます。

この記事では「体育会系の強みは〇〇で、これとこれを組み合わせてこうかいて…。」みたいな回りくどい書き方はしません。

とは言っても、そのまま書いたら簡単にコピーしたと見破られてしまうので、応用の仕方も付け加えておきますね。

強み別エントリーシートの例

よくある強み別にエントリーシートの例をあげます。

自己分析の結果から出てきた強みと照らし合わせながら組み合わせてみてください。

①「行動力/分析力/リーダーシップ」:野球部

私は「PDCAを回して成長できる」人間です。チームでは、練習に遅刻してくる選手がいたため、締まり切らない雰囲気が課題でした。この課題に対し『①自らが30分前に練習を始める』『②練習まえに分析のミーティングをする』という解決策を実行しました。しかし、どちらも「遅刻する選手が何を考えているのか」と言う視点が欠けており改善に至りませんでした。そこで、遅刻する選手に原因を聞き、『通学時間が長く朝がしんどい』と言う課題が見つかりました。私は朝練の前日はその選手を家に泊めてあげるように呼びかけ、遅刻を改善し、チーム内の絆も深まる結果をもたらしました。PDCAを回す能力は社会に出ても活かせると考えています。

そんなに強くない野球部の選手のES例を書きました。
ポイントは以下の3つ。

  • PDCAを回した経験
  • 一度失敗し、改善点を考えたことをかく。
  • 直接書いていないが、チームを動かしている様子をイメージさせる
  • 『相手視点』で考える力=営業に関わる=社会で使える

『主張したい強み』と『エピソードによる裏付け』を意識しています。また、言語化されていない強みを匂わせる文章の書き方で、いやらしくない主張を意識しました。

社会人になると「顧客視点で考える」「ユーザーファースト」と言う言葉を聞くことになると思います。長年社会人をしている人事だからこそ、こういったエピソードを見ると「お、身についてる子いるじゃん」となります。

②「忍耐力/向上心/(成長曲線)」:柔道部

私は逆境に負けない人間です。 努力は最初報われずとも必ず自分を成長させると考えるからです。 私は柔道部の練習で、いつもチーム1強い先輩に挑み、毎回歯が立たず投げ飛ばされていました。何度挑戦しても毎回負ける。一向に上達が感じられす、引退を考えた時もありました。しかし、2年間先輩と組手をし続けた結果、同期との紅白戦で圧勝しました。何度負けても、『自分より一歩上の困難に立ち向かい続けることで確実に自分が成長できる』と学びました。私は、困難に挑戦するのが好きです。社会に出ても常に困難に立ち向かい、自分の能力・価値を高める人間になります。

ポイントは3つ。

  • 成長曲線(ある成長を遂げるには一定の助走期間がある)を体験している。
  • 常に自分の能力の1歩上をめざす向上心。
  • 一度挫折しそうになった経験

ガッツのある柔道部のエピソードを書いてみました。

社会人に好まれる考え方である 『常に向上心を持つこと』『成長曲線を耐え抜く継続力』をポイントに書いています。

社会人として、どんな学生が魅力的に見えるのかを考えながら書くのがいいです。わからなければ、周りの社会人(頑張っている人に限る)に聞いてみましょう。

③「協調性/献身性/分析力」:アメフト部マネージャー

私は、影の立役者のような人間です。アメフト部マネジャー時代、部員とマネージャーの連携がうまく取れていませんでした。原因は「目指す場所の違い」で、選手はリーグ優勝ですが、マネージャーの意識は「大学生活を楽しみたい」という楽観的なものでした。コミュニケーション量と主将が手一杯でマネージャーに意識統一ができていないことが課題と考え、『①主将によるマネージャー専用のミーティングを開き意思の浸透』『②他のマネージャーを遊びに連れて行き、部活から完全に離れた時間を作ってあげる』という行動を起こしました。『やる気がない』と言う意見も素直に聞き入れ、チームバランスの最適化を測ることで、自己肯定感の高い組織の構築を支えた自負があります。 チーム単位でプロジェクトを進める際、目的達成のためのチームバランスの最適化をはかる人材でありたいと考えています。

ポイントは3つ。

  • チームを最適な状態に持っていこうとする「視座の高い」行動
  • 相手の弱みを補おうとする献身性
  • 自分の立ち位置をうまく調整する力

社会に出ると、チーム単位でのプロジェクトを動かすことが多いです。
また、モチベーションは人それぞれであり、モチベーションのマネジメントは難易度の高い部分でもあります。

チーム単位で最適化をめざし、人の管理をしていると経験はしっかりと評価されるポイントとなってきます。

結果ではない。何を考え、行動したか。

ここまで3つの例文を書いてきましたが、「それぞれ大きな結果を残してきた訳ではない」ことに気がつきましたでしょか?

「優勝した」「MVPをとりました」のように華々しい成績が必要と考えている学生さんも多いですが、決してそんなことはありません。

人事がみているポイントは「何を考え、行動したか」です。あなたがどういったことを考えることができて、「社会に出てどう活躍しそうか」をみています。

エントリーシートの中で、『自分の考えたこと』をしっかりと伝えられるように言葉を考えましょう!

書き方がわからなけれ就職エージェントに相談してみましょう!
ESだけでなく、面接対策までしっかりと行ってくれます!

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以上です!