凡人のためのガクチカの書き方。生時代頑張ったことは普通でいい

2020年6月1日

学生時代遊んでばっかで書くことがない…。
周りの学生に勝てるエピソードがない…。

こんな悩みにお答えします。

就活の時に必ずといっていいほど聞かれる「学生時代頑張ったこと」(通称ガクチカ)。

いざ描き始めてみると学生時代バイトとサークルの飲み会ばっかりだった、、と焦っているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、学生時代頑張ったことは、普通でいいんです!今回は「学生時代頑張ったこと」を書くコツをお伝えします!

学生時代頑張ったこと普通すぎる問題

多くの就活生を悩ませる、「学生時代頑張ったこと普通すぎる問題」。

体育会系の部活やインターンに参加しまくっていたなんていう経験は大いに話すことがあるでしょうが、普通にバイトをして、サークルに入って、飲み会に行って、、なんて生活をしていたが大学生にとってはとても大きな問題です。

ただし、安心してください。学生の大多数は学生時代頑張ってきたことは普通です。

それどころか、企業様にお話できることが1つもないなんて学生もいます。しかし、そんな学生も体育会や自分で事業をしてた学生よりも魅力的に映ることもあります。

それは、同じエピソードだったとしても、就活の場で話すべき内容に差がが生まれているのからなのです。

では、企業の面接官は面接やESで一体、ガクチカからあなたの何を見ているのでしょうか。

面接官が見ているのは『過程』

結論からいうと、面接官はあなたの学生時代頑張ったことの『過程』を見ています。

過程しか見ていないと行っても過言ではありません。

いくら学生時代に全国1位をとりました!とか、サークルの代表をしていました!と行ったすごい実績を掲げても、社会に出ると戦うフィールドもルールも違います。

面接官クラスになると、会社の中でもトップクラスの成績を残してきた人たちばかりです。

学生時代に大きな功績を残すことは素晴らしいことですが、面接官からすると「で、あなたはそこで何してたの?」としか思っていません。

野球で全国大会優勝経験のある人の例文

例文を出してみましょう。まずは野球で全国大会優勝したA君のガクチカを書いてみます。

「私は野球で全国大会優勝しました。毎日朝6時から練習して学校に行き、夜は塾に行った後2時まで素振りをしていました。野球部の中では怒られながらも、歯を食いしばって練習し、必死に付いて行きました。また、スタメンを取るための競争社会のなかで生きてきたので、闘争心と忍耐力があります。貴社でもこの経験を生かし、頑張って行きたいと思います。」

我ながらひどすぎると思いますが、わかりやすいようにあえてひどく書いてみました。(笑)

どうでしょうか?確かに野球で全国大会優勝はすごいことで、その練習はとてもハードだったことでしょう。それでも最後までやり抜いていることはすごいことですし、相当な忍耐力があると思います。

ただし、なんとなく内容が表面的になっていますよね?事実を並べただけで、A君が何を思って、どう行動したかがわかりません。面接官の反応は「へー、すごいねー」になってしまいます。

サッカーサークルと居酒屋バイトをしていた学生

次は学生時代サッカーサークルと居酒屋バイトをしてた学生。

「私は行動力と課題を見つける力があります。私は学生時代、サッカーサークルに所属し、週3回のサークル活動をしていました。しかし、学校とサークルを行き来する生活を見つめ直した時、自分の成長が止まっていることに気がつきました。そこで「仕事」とは何か、お金を稼ぐとはどういうことなのかを学ぶため居酒屋のアルバイトをはじました。そこではお客様に笑顔でサービスを提供し、喜んでいただけることで再来店してくださるお客様も増え、ジュースを奢ってもらえることもありました。働くとは、「価値提供をした結果、対価として何かをもらうこと」であり、お店の売り上げのためには、1回限りではなく、再来店していただくための価値提供が必要だと学びました。この経験を貴社でも生かして行きたいです。」

いかがでしょうか?少し長く描きましたが、なんだかこの学生の方が会社に入ってしっかりと考えて動いてくれそうだなという感じがしませんか?

サークルの代表でもなければ、居酒屋で売り上げを残したなどの実績もないのに、です。

この文章では、サッカーサークルと居酒屋バイトをしていたという「事実」に加えて、その時「何を考えたか」を書き加えています。

面接官が知りたいのは、学生時代頑張ったことに対して、あなたがどう考え、行動したかの『過程』です。

つまり、学生時代頑張ったことの成果はほぼ関係ないのです!

考えたことや行動の意味なんて後付けでいい

ここまできて、「確かにバイトしてたけど、お金欲しかっただけだよ、、」という方もいるかもしれません。

大丈夫です。ほとんどの大学生はそうです。

では、どうすればいいか。それは過去自分が頑張ったことを洗い出して、徹底的にその意味を深掘りするのです。

わからなかったら友達や大学の教授、親、社会人の先輩に聞いてもいいです。

バイトであれば、「バイトをする意味は?そこで学べるものは?」ととにかく考え続けます。そうやって考えることで意味づけができてきます。

後からの意味付けができるのは振り返っているから

後から意味づけをすることは、なんとなく騙しているような気がするかもしれませんが、それは違います。

その時考えていなくても、「今」意味がわかったのならば、今後のあなたは同じ行動に対して意味をい理解して行動することになるでしょう。

それでいいのです。面接官は、あなたをみて、「会社で活躍できるか」を考えています。

あなたが頑張ったことに対する意味づけや考え方がいつ身についたかなんて関係ありません。

▼ガクチカに役に立つ自己分析のコツはこちら!

【自己分析のコツ!】自己分析を効率的に進める、3つのコツとそのやり方!

「他の人に相談」+「あなたの考え方」を

企業は、下手をすると数100枚のESを読み、1日に数十の面接を行います。

つまり、ありきたりなエピソードだと、面接官の印象としては残らず、忘却の彼方へと追いやられます

とは言っても、学生時代に頑張ったことへの意味づけや、その時考えたことなんて、一人で簡単に思いつくものではありません。

それはそうですよね。だって考えてそこまで考えて行動していたならば、こんなことに悩む必要ありません。

どうしてもわからない。何から考えたらいいのかわからない。という人は積極的に周りの人に相談しましょう!

一人でできることなんてたかが知れています。人の脳みそを借りましょう!感謝の気持ちは忘れずに。

あなたらしい意見は無くさないで

誰かに意見を求めていると、だんだんと意味づけができるようになってきますが、それはあくまで他の人の意見。

ESや面接で「あなたらしさ」を出して、印象に残してもらうには、「あなたの考え方」をしっかり持つ必要があります。

▼自分を客観視する他己分析の方法はこちら!

【他己分析】就活に効く!他己分析のやり方

アドバイスをしてもらった上で、もう一度、自分の考え方を整理する時間を作りましょう!

あなたの就活がうまくいくことを祈っています!