大阪の未経験エンジニアの年収相場は?

2020年6月3日

実務経験のないエンジニアは、年収の相場がどれくらいなのか気になっていませんか?

この記事では、プログラミングスクール関連会社で法人営業をしている筆者の経験をもとに、

実務経験のないエンジニアの年収の相場について解説します。

今回は、関西圏における未経験エンジニアの年収の相場について説明します。

大阪の未経験エンジニアの年収相場は?

結論からお伝えすると、未経験エンジニアの年収相場は、

250万円〜350万円の間です。特に、初年度の年収は大体300万円前後になることが多いです。

「エンジニアは稼げる!」という論調が強いですが、「未経験からのスタートの場合は300万円前後が相場なんだ」、

という認識を持っておくほうが、変に落胆しなくて済みます。

求人情報から読み取る大阪の未経験エンジニアの年収相場

とはいえ、「未経験エンジニアは年収が大体300万円前後くらいですよ」といわれても納得感がないのではないでしょうか。

ここからは、実際の求人データをもとに、未経験エンジニアの年収相場を確認していきます。年収の試算方法について月給の記載しかない場合の、年収の試算方法ですが、下記で考えています。

  • 月給に12をかける
  • 住宅手当は3万円で計算(実際には1万円のところや、記載があっても手当を受け取る条件を満たしていないこともあると思いますが、今回は毎月3万円出ると仮定します)
  • 役職手当は0円とする
  • その他手当は、求人票を見ながら都度計算

受託開発企業の場合

こちらは、受託開発を行っている企業の求人です。

こちらの企業では、未経験者の月給が18万円〜22万円と記載されていますね。

基本的に、求人情報に載っている条件は、最低条件の部分が適用されるものと思ってください。

賞与もありますが、1年目は基本的に賞与が出ないので、

こちらの企業の年収は、基本給18万円×12ヶ月=216万円

ここにプラスで、求人情報の下部に乗っていた、時間外手当、役職手当、家賃手当がつくようです。

ただ、時間外手当(残業)については月給18万円の中に含まれていることが多いので、ここでは無視します。

役職手当は、役職がついてから初めて出ることが多いので、こちらも無視します。

住宅手当が仮に毎月3万円出るとしても、住宅手当3万円×12ヶ月=36万円

年収は、216万円+36万円=252万円が初年度の年収になりそうですね。

SES企業の場合

こちらは、派遣の事業を行っている企業の求人です。

年収が280万円〜320万円となっていますが、賃金形態に載っている月給や各種手当から、念の為年収を試算してみます。

月給20万円×12ヶ月=240万円

賞与が実績として月給の2ヶ月分支給されているので、20万円×2ヶ月=40万円

年収は、240万円+40万円=280万円ですね。

ただ、1年目は賞与が出ないことも多いので、このような記載の求人の場合は、初年度の年収は賞与を抜いた240万円と考えましょう。

自社開発企業の場合

最後は、自社開発企業の求人です。

年収は270万円〜450万円と書いていますが、月給やその他手当から年収を試算してみます。

月給は22万5000円なので、年収は、22.5万円×12ヶ月=270万円

その他手当は特に記載なかったので、初年度の年収は270万円になりそうですね。

賞与は年一回と記載があったので、仮に2年目に賞与が2ヶ月分出るとすると、

2年目の年収は、270万円+22.5×2ヶ月分(賞与)=315万円ですね。

まとめ

上記の求人は全て未経験の受け入れを歓迎している企業の求人でした。初年度の年収は、3社の平均をとると254万円です。

  • 受託開発企業:252万円
  • SES企業:240万円。
  • 自社開発企業:270万円

やはり、関西圏では未経験エンジニアの平均的な年収は、

250万〜300万円の間になりそうですね。

なぜこの水準の年収が相場になるのか

「エンジニアは稼げる」と聞いていたのに、年収が300万円以下になりそうな結果となり、

憤りを感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、それは当然のことと受け止めましょう。

未経験のエンジニアは採用すると企業は、3つのコストを支払う事になります。

  • 採用コスト
  • 教育コスト
  • 給料コスト

この3つのコストを払うことになります。

企業は、このようなコストを支払っているので、年収が下がってしまうのは致し方ないことなのです。

採用コスト

採用コストは採用にかかる費用のことです。例採用するにあたって、広告を出したり、人材紹介会社を使ったりすると、企業は何十万円もの費用を払わなくてはなりません。人材紹介の場合では一人あたりの採用費用として100万円、求人広告の場合でも50万円かかったりするケースが多いです。

教育コスト

教育コストは、未経験のエンジニアが一人で仕事ができるようになるまで教育するためのコストです。企業によっては、先輩社員が教えたり、外部研修を受けさせたりしています。先輩社員が教えるとしても、本来その方が行う仕事を中断して教育に時間を割くため、マイナスが生まれますよね。外部研修では、一人あたり100万円〜300万円とかはかかったりすることがあるんです。

給料コスト

未経験エンジニアに対しても、研修期間中であっても、お給料は払わなくてはなりません。仮に月給が20万円だとしても、3ヶ月間研修を行うと、企業は60万円の費用がかかります。(実際には、社会保険など、企業はもう少し費用がかかっています)

まとめ

企業は一人あたりの未経験エンジニアが一人前になるまでに、採用コスト、教育コスト、給料コストを払っている。3つのコストを合計すると、300万円をゆうに超えます。そのため、未経験エンジニアの給料は低くなるのです。

まとめ

関西圏における、未経験エンジニアの年収の相場は、250万円〜300万円。

特に、初年度の年収は260万円前後になることが多いです。

2年目以降は、手当が増えたり、賞与が出たりして300万円を超えてきます。

プログラミングスクール受講生の話を聞いていると、年収の希望が350万以上の方がたくさんいらっしゃいます。

しかし、それは非常に難しいです。

未経験エンジニアとして関西圏で就職を希望するのであれば、年収は300万以下くらいになるんだ、

という認識を持って置くほうが無難です。

とはいえ、どうしてもたくさんのお金がほしいという気持ちもわかります。

そのような方は、2年目以降にお給料が上がりやすい企業を探したり、副業をして不足分を補いましょう。

最初から全てを望んでも手に入りません。

自分の現状を、市場価値をきちんと認識して、転職活動を行ってくださいね。