自己分析の目的とは?目的の決め方 ・自己分析の次のステップまで徹底解説!

自己分析ってなんのためにするの?
やって意味あるの?
こんな疑問にお答えします。
就職活動において「自己分析」は切っても切り離せないもの。
しかし、「どうして自己分析してるの?」と聞かれて答えられるでしょうか?
今回は、自己分析をする目的についてのお話です!
自己分析の目的とは?
早速ですが、自己分析をする目的について解説します。
自己分析をする目的は大きく分けて2つあって、
- 企業・業界選びをの軸を見つけること
- 面接官に自分のことを話せるようにすること
です。それぞれの目的について詳しく解説していきます!
①企業・業界選びを可能にすること
まず1つ目は、「企業・業界選びの軸を見つけること」です。
例えば、自己分析で「自分はお金が欲しい!お金が大好きだ!!」ということがわかったとします。そうすると、給料が高い企業や生涯年収が多い業界に絞って就活を進めることができます。
また、自己分析で、「自分の時間がないとやっていけない!残業はいやだ!」とわかったとすると、残業の少ない仕事や年間休日数の多い企業に絞って就活することができます。
このように自己分析によって自分の考えや価値観を理解することによって、企業選びの軸を設定できます。
それによって具体的にエントリーする企業を絞り込むことができるのです。
5つのポイントから考える
ちなみに、自己分析をする際、自分の価値観の発見の手がかりとして、以下の5つのポイントを参考にしてみてください!
- お金:どのくらいの給料が欲しいのか
- 承認欲求:社会的地位を求めるのか
- 自分の時間(休日の日数や残業時間):どれくらい働きたいのか
- 人間関係:どんな人と働きたいのか・働きたくないのか
- やりがい:自分のやりたいことはなんなのか
例えば、筆者の就活の時の「企業選びの軸」は、
- 給料は低くても、やりがいのある会社
- いい意味で上下関係がない会社
でした。誰かに何かをやらされることが嫌いだったので、上司にも自分の意見をバシバシ言える環境を求めていました。
結果として、就職先に選んだのはベンチャー企業で、非常に風通しがよく、自分の考えた企画をすぐに再現できたりして、とてもやりがいのある仕事でした。
②面接官に自分のことを話せるようになること
2つ目の目的は、「面接官に自分のこと話せるようになること」です。
「今までの経験からあなたは何を考えて、今この企業にきていますか?」
といきなり言われても、しっかりと答えられる人は少ないと思います。
就活に置いて1番の難関と思われているのは「面接」です。しかし、面接で聞かれることは、「あなたについて」のことだけです。
しっかりと自己分析ができていれば、何も怖いことはありません。自分のことをそのまま面接官に伝えればいいのです。
自己分析の目的を理解しないと時間の無駄
ほとんどの就活生は自己分析の目的を理解しないまま、「大学にやれと言われたからやろうかな」「とりあえずまずは自己分析をすればよいのかな」といった状態で自己分析を進めてしまいます。
これは圧倒的な時間の無駄ですよね。
なぜなら、自己分析はここまでやったら終わり!という終わりがないからです。
「自己分析は就活の時だけするものだ」と考えている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ社会人になってからも自己分析は必要です。
目的地を決めないと走りきれない
そもそも目的地がないレースでは、自分で目的地を設定して、1つ1つ進んでいく必要があります。
ただ闇雲に自己分析をしていると、途中で何をしたらいいかわからなくなって、時間も体力もなくなってしまいます。
また、なんとなく自分のことがわかったような気がして、”やった気”になって終わってしまう事もあります。
しっかりと目的を持って自己分析を進めましょう!
自己分析の目的のたて方とは?
目的を理解した上で自己分析を進めていくことの重要性は理解していただけたでしょうか。
では、自己分析の目的を自分で立てるにはどうすれば良いのでしょうか?
前提として、自己分析にゴールはありません。自己分析はすればするほど精度が高まっていくものであるからです。
それを踏まえた上で自分で
- 企業・業界選びをするため
- 面接官に自分のことを話せるようになること」
を目的として自己分析を進めていきます。
例:年収1000万円欲しい人
例えば、自己分析をして「年収1000万円欲しい」という目標ができたとしましょう。
「①企業・業界選び」をするという目的に沿って考えると、
- 年収が1000万円を超える企業に入社する
- 副業OKの会社に入社する
- 自分で独立してお金を稼ぐ
などの選択ができてきます。
このように自己分析はすればするほど、自分に本当に合った企業はどこだろうと考える時間が増えるので当然精度が上がっていきます。
「②面接官に伝えること」を考えると、
「自分の過去の出来事から自分の考えをアウトプットする作業」である自己分析をすればするほど、
- ◯◯の出来事からこんな長所が生まれました
- ◯◯の仕事内容は私に合うと思います。なぜなら◯◯という出来事があったからです
など過去の出来事を事実として語ることができるのです。
何を知るために自己分析をするのか、目的を決める
繰り返しますが、自己分析にゴールはありません。
自己分析成功のコツは、ちょっとずつやって、SPIやエントリーシートの作成も同時に進めるなど、同時並行でずっと続けることです。
それによってエントリーシートに書くことが浮かんだり、自然と面接で何を聞かれても答えられるようになります。
反対に自己分析を全然していない人は、面接で「なぜ?」と聞かれただけで言葉に詰まってしまいます。人間は案外、自分のことをわかっていない生き物なのです。
簡単な自己分析のやり方
もしこの記事を読んでいるのが就活の中盤から終盤だとしたら、そこまで深く自己分析をする時間が取れないと思います。
簡単な自己分析法は3ステップで完了です!
- ステップ①:自分の「好き」と「嫌い」を書き出す
- ステップ②:①に対して、3回「なぜ?」を問う
- ステップ③:そこから自分の軸を見つけ出す
簡単に描きましたが、これをすればとりあえずは自己分析ができます。
大切なのは、ステップ②の「3回「なぜ?」を問う」です。なぜこれが大切なのかは別の記事に書いていますので是非参考にしてみてください。
▼簡単な自己分析のやり方はこちら!
【就活に必要な考え方】就活は3回の「なぜ?」で全てが解決する。
自己分析の次にやること
自己分析の具体的な方法がわかったところで、就活にはすることがたくさんあります。
- 志望業界について研究
- 職種の理解を行う
- エントリーする企業を決める
- SPIやエントリーシートをかく
などなど。あなたには、やらなければならないことがたくさんあります。何が言いたいかというと、「自己分析だけをするな!」ということです。
自己分析は毎日15~30分続ける方が効率がいいです。自己分析の結果は就活をしていく上で変わっていくものです。
「将来結婚するためなのか」「とりあえず生きていくためなのか」「自分の夢を実現するためなのか」「お金が欲しいのか」様々な目的があるでしょう。
この目的をしっかり掲げることで、納得感をもった就活を進めることができます。あなたの就活がうまくいくことを祈っています!