「申し訳なさ」で内定辞退を決断できない時の考え方
就職活動する学生や転職活動中の方と面談をすると、
「内定自体するのが心苦しい」
「会社をやめられない」
といった悩み相談を受けることがあります。
また、親子関係での悩みも多いですね。
「別の就職先にしてくれ」
「公務員になって欲しい」
といわれるという方も多い印象です。
面接で何度もお世話になった人事担当の方と仲良くなり、
「内定を自体するのが申し訳ない」という方もいます。
確かに、「自分のことを知ってもらい、一緒に働きたい」
と言ってくれる企業の思いを断ることは心苦しいと思います。
相手の期待に答えられないことは、本来人間にとって
不快感をもたらすこととなります。
しかし、「相手に申し訳ない」という理由で自分の人生の
選択肢を狭めてしまうことは非常にもったいないことです。
相手の期待に答えることは大切なことだが、どこまでいっても
あなたの人生はあなたのものです。
「申し訳なさ」はやりたいことが定まっていない
どうして「申し訳なさ」を感じてしまうのでしょうか。
それは、自分のやりたいことが定まっていないからではないでしょうか?
「申し訳なさ」の裏には、迷いと不安があります。
企業にの人に申し訳ないと思う反面、
「他の企業に言ってしまっても大丈夫なのか」
「この会社が自分にとって最適なのではないか」
このような会社に依存した悩みがあるから、
「申し訳なさ」とともに「迷い・不安」となって現れてしまいます。
まず、自分と向き合うことが大切
この感情を抱いてる以上、本当に自分がやりたいこに向き合えていない可能性が高いです。
目標や夢が明確にあり、逆算できる人はまっすぐ進んでいけます。
とはいえ、自分の目標を決めることは簡単ではありません。
本質的な目標設定の考え方について解説しているので、参考にしてみてください。
期待してくれている人は他にもいる
内定をくれている他の企業には、あなたと一緒に働きたいと考えている人がたくさん待っています。
でも、もし本当にあなたのことを理解して、「人として」みてくれている企業なのであれば、
他の企業にいってしまってもあなたの活躍を応援してくれるはずです。
「採用にも育成にもお金がかかっているのだから、会社を早くやめるのは困る」
「退社するなら、給料のアップする。他のポジションも開けるよ」
「仕事の成果を出していないのに転職しても意味ない」
内定辞退や転職をしようとした時、このような引き止めをしてくる会社はあなたのとこを「人として」みていると言えますでしょうか?
あなたという人材に価値を感じて、幸せになって欲しいと考えている企業ならば、最終的にはあなたの希望する仕事を選び、応援してくれるでしょう。
感謝の気持ちを持とう
それでも、申し訳ないと思ってしまう人に
「申し訳ないと思わないで」
と、言ってもそう簡単に考えかたが変わることはないと思います。
自己分析するのにも、自分の行動を変えるのにもそれなりの時間がかかります。
だれでも実践できることは、「感謝の気持ち」をもつことです。
「他の企業に言って欲しくない」と言われ
「辞めるのが申し訳ない。迷うな。。」と考えるのではなく、
「自分のことを必要としてくれて、ありがとうございます。
それでも、進みたい道があるので、自分の人生を進ませてもらいます。
これからも応援よろしくお願い致します。」
と考えてみましょう。
あなたの人生の幸福まで考えているかはわからないが、
少なくともあなたのことを必要としてくれていることは間違いない。
誰かに求められるというのは、嬉しいことです。
素直に相手の気持ちに感謝しましょう。
そして、自分の考えていることを素直に伝えてみましょう。
きっとあなたの進む道を応援してくれる人は出てきます。
これまでの出会いは決して無駄にはならないはずです。
あなたが幸福な人生を送れることを祈っています。