就活でも文章力は必須!ES・履歴書・仕事にも使える文章術
就職活動で見落としがちなのが、「文章力」です。
ESや履歴書、ビジネスメールなど、急に文章で表現する機会が増えますよね。
ESの書き方を調べるけど、オリジナリティのある文章が書けない。
自分で文章を変えてみたら、なんだか読みにくい。
そんな、就活生の悩みを解決していきます!
この記事を読めば、「オリジナリティのある文章」を「わかりやすく」伝えることができるようになるはずです!
就職活動のES・履歴書の文書は「ほぼ読まれない」
まず前提として、就職活動のES・履歴書はほぼ読まれません。
毎日大量に送られてくるESや、逆スカウト方就活サービスのに書かれているオープンES。
読まれないことはないですが、「さらっと」読み流されることがほとんどだと思ってください。
読まれないことを踏まえて、就活生がすべき文章対策をお伝えします。
どちらの文章が目にとまる?
これから、人事の気持ちを体験してもらうために、2つの文章を出します。
1つの文章を読む時間は5~15秒だと考えてください。
私は物事を分析出来ます。私は学生時代に飲食店で働き、店舗では売上が低迷していました。理由は従業員が業務に忙殺され、通常業務に集中出来ない事でした。そこで私は従業員が余裕を持ち業務を行える様、分担表を見直し得意とする業務を重点的に割り振りました。その結果、売上が2割上昇し、従業員の意欲も向上しました。周囲を見て、業務改善を行える強みを生かし、貴社では今以上分析する能力を高め、社内、お客様により良い提案が出来る様、頑張りたいです。
私は物事を分析できます。私は学生時代に飲食店でアルバイトをしていましたが、売上が低迷していました。その理由はスタッフが忙殺されていたことでした。そこで私はスタッフが余裕を持てるよう、分担表を見直し得意としている業務を重点的に割り振りました。その結果、売上が20%上昇し、スタッフのやる気も出ました。この強みを生かして貴社インターンではさらに分析する方法を学びたいです。
上と下、10秒で読みやすい文章はどちらでしたでしょうか?
就活の文章は「パッと見て読まれない」を防げばまずOK
上の文章では、ぱっと見で10秒で読みにくいポイントが2つあります。
- 「漢字」が多く、「ひらがなが」少ない
- わかりやすい言葉(カタカナ、数字、記号)を使っていない
です。逆に下の文章では、
- 「漢字」が少なく、「ひらがな」が多い
- わかりやすい言葉(カタカナ、数字、記号)を多く使う
を意識して書いている文章です。
大切なのは「パッと見て」で読みやすいかどうかです。あなたはどちらが読みやすいでしょうか?
読まれる文章・目に留まるの書き方
ここからは、就活に即使える読まれる文書の書き方をご紹介します。
テクニックは多くあり、全てをご紹介するのは難しいので、より文章力を高たい方はこちらの本を読んでみてください。
これを実践するだけで、簡単に読みやすい文章になるので、試してみてください!
文章はとにかくカンタンに
何か新しいことを学ぼうと思って、専門家が書いた本やブログを読み始めたら、知らない用語がたくさんでてきてモチベーションが萎えてしまった…。
そんな経験はありませんか?
就活のESやメールの文章は、普段のLINEなどに比べて「堅い言葉」をつかうイメージが強すぎて、難しい漢字を並べてしまいがちです。
しかし、目的は「人事に読んでもらうこと」なので、難しいことばや漢字を使うことにメリットはありません。
幼稚な表現を使わなければ、中学生が理解できる文章くらいまで表現を柔らかくした方が、読み手は理解しやすくなります。
黄金比は「ひらがな7:漢字2:カナ数字1」
これは、文章の「パッと見」を見やすくするための黄金比です。
最初にお見せした文章では、2つ目の方が「パッと見」見やすかったのではないでしょうか?
それは、できるだけ「ひらがな」を使い、「漢字を減らしている」からです。
就活では5~15秒の勝負でESの合否が決まるため、「パッと見」見やすいかがとても重要になってきます。
一度文章を書いた後は、この黄金比を思い出して、感じが多すぎないか確認してみてください。
文章の1行目は「続きが読みたくなるか」を意識
先日、インターネットで調べ物をしていたら「痩せたくない人は、絶対読まないでください」
というキャッチコピーがありました。よくある「ちょっと怪しい」コピーですが、痩せたいと考えている人からすると、
「まあ買わなければいいし、ちょっと読んでみようかな...」とクリックしてしまうかもしれません。
ESの冒頭でも、先を読んでみたくなる1文を書かないと読んでもらえませせん。
周りと同じ内容をかかない
- 私は、協調性と根性のある人間です。
- 私は、広告とマーケティングを得意としています。
ESの冒頭として似た様な文章ですが、後者には人事の目を引くポイントが2つあります。
- 「協調性」や「根性」という、ありきたりで抽象的な文章を書いていないこと。
- 「広告」や「マーケティング」というビジネス用語を用いていること。
です。ESの例文サイトでありがちな「協調性」などの抽象度の高い文章は、使い勝手がいいですが、何度も何度も同じ文を読んでいます。
「広告」や「マーケティング」などのビジネス用語を入れるだけで、「おっ!周りとちがうぞ」という印象を簡単に与えることが出来ます。
文章の「本文テクニック」は次の記事で
次回の記事では、「パッと見」読まれる文書をクリアした後、「本文の質」を高めるテクニックをご紹介します。
詳しく、素早く1冊の本で学ぶならこちらの本がおすすめです。ぜひ購入してみてくださいね。
次回をお楽しみに〜!